
- 2016年10月31日
Archangel Michael
10月31日 小雨 2年前に全て内装が木材の新築を建てた。 「無理をする男の一生の踏ん張り」と、いうところだろう。 自分の書斎だけは、とにかくこだわった。(前にも書いたかな。。) 本の高さも計算して本棚も作ってもらった。 他は妻に全て好きなように任せた。 その書斎にはマリア様がドーンといるのだが、 僕はずっとマリア様の上に何を飾ろうか? 僕の作品か、どうしようか、考えてた。 やっと決まった。 大天使ミカエルに決めた。 なかなか素晴らしい。四大天使の中でも大天使ミカエルは、 ものすごく端的に言うと「悪魔退治しちゃいます」の担当。 飾られたミカエルを見上げると僕が退治されそう。

- 2016年10月29日
ココアの残骸
10月29日。僕はまだ暑い日々。 記録=過去=現在=未来=遺書=アングラFB=エネルギーの塊を、休んでいたので今日は戻る。それにしても僕は、なんて自由に文字打ちまくってるんだろう。 ある展示レイアウトを作成してシュミレーション印刷をしたら、 見事に予想外の印刷物が出てきた。 「けいすけ、プリンタ直しといて。これは捨てとく。あ、一応記念にスマホで撮っとくわ」 ただの黒インク不足だったのだが、今見ているとなかなかクールではないか。 ここ最近、今ままでにないスピードでスパスパ作品を撮っている。 「一息」が必要だ。 その一息は、ホットミルクかココアに限る。 ホットココアを作ったけど最後の一口あたりで、ココアの塊の残骸に気がつく。 何でだろう。 あんなにかき混ぜて味を確かめ、再度温めて二回かき混ぜたのにこの残骸。 残骸を飲んでみたら咳が出る。その咳から部屋中がココアの粉で埋まりそうだ。 せめて神々しい粉であってほしいなど。。そんな私事をいちいち遺書化している僕は、 やめたほうがいいタバコをいちいち吸っている。 まるで吸い倒れだ。書斎中の空気が粉と煙に変化し

- 2016年10月28日
織姫と彦星
あたし今からお星様を見に行くわ。 おもちゃのようなロケット。 あたしの世界では無限の彼方に連れて行くの。 織姫と彦星にHelloしてくるの。 最も妄想、思想、創造された世界観。 佳子+Alice Pleasance Liddell+麗子像+釈迦+織姫&彦星 作品「佳子」より一枚抜粋

- 2016年10月28日
人神
35歳で悟りを開いた人物。お釈迦さまにお会いしたの。 「もし、清らかな心で生きている人がいたとしたら幸福はその人の後に、 かならずついていく事でしょう。」 「もし、ふしだらな心で、のうのうと生きている人がいたとしたら、 それでもあたしは幸福をその人に、かならずついてくるよう尽くすわ。」 古来より日本では人間そのものが神であり(人神=ひとがみ)であるならば、 あたしは皆を極楽へ転生するの。 最も妄想、思想、創造された世界観。 佳子+Alice Pleasance Liddell+麗子像+釈迦 作品「佳子」より一枚抜粋

- 2016年10月27日
夢と現実の狭間
すると瞬間的に移動したように「公園」にたどり着く。 たどり着くではなく、着地したような感覚。 その公園はどこにでもある、子供達やお母さん達が微笑ましく過ごす場所。 佳子は夢と現実の狭間。 作品「佳子」より。一枚抜粋

- 2016年10月26日
彼岸との境目
「人形は時に生きた生き人形になる。人間は時に人形になる瞬間がある。 被写体の佳子は、謎が多すぎる。
和服を着て薄い化粧を施した佳子が街の其処彼処に立つ。
彼岸との境目に在るような幽玄性も兼ね備え、 その存在自体が実在なのかも妖しくなって来る。 」 Artist Statement 内倉 真一郎 作品「佳子」より一枚抜粋

- 2016年10月25日
底の深いエネルギー
「今作に限らず内倉の写真には、人間に対する畏怖と尊敬と愛が同居している。 内倉の作品の特徴として感じるのは、画面の力強さもさることながら、強い被写体と向き合い受け止め、そしてそれを自分の強さに変換し昇華させていく底の深いエネルギー。画面に漲るそれが見る者を魅き付け、心を鷲掴みにしてくる。数々の受賞歴を持つ若手写真家 内倉真一郎の写真集」 gallery Main 代表 中澤有基氏 評論

- 2016年10月24日
麗子像
「佳子について。
すぐに大正期の岸田劉生の絵画「麗子像」を連想した。
けれども「佳子」はいま現在を生きる存在で、様々な場面に唐突に姿をあらわす。
そのギャップが色彩や化粧を使って巧妙に演出され、写真という「事実/記録」が虚構に反映するギリギリのところで、うまく「作品」に落とし込んでいる。」 Canon写真新世紀 美術評論家 椹木野衣評論 作品「佳子」より一枚抜粋

- 2016年10月24日
7 years old
全部見たわ。 あたしの好奇心から始まったこの世界。 貴方は、あたし。 あたしは、貴方。 そして、あたしは私ではなくなった。 Kako7歳。 Photographer Shinichiro Uchikura 31歳。 Alice Pleasance Liddell 7歳。 Photographer Lewis Carroll 65歳。 作品「佳子」より一枚抜粋

- 2016年10月22日
Alice+Kako
あたし夢の中。 大好きな人形達はあたしの友達。 その子達と同化したわ。 そしたらまるでアリスのように迷路。 深い深い闇はとても美しくて、 いつまでも、いつまでも、 その世界に居たかったわ。 作品「佳子」より一枚抜粋。

- 2016年10月18日
SAKURA
Hello。Shinichiro Uchikura 私さ、あの時の私さ。以前、吠えた狼が言ったように、 君が思っている以上に、君の「私事」は何一つ関心は無いのさ。 だから君が宿泊したホテルや、これ食べましたや、アトムデビューです、 などは、どうでもいいのさ。 そんな「私事」よりもだ、私の名前は「さくら」。 飼い主のおばあちゃんが10年前につけてくれた名前さ。 私はなかなか気に入っているのさ。 吠えた狼は躾など。。と言っているが、私は躾で育って幸せさ。 そして今、人間の年齢では私は70歳くらいのようだ。 半年ぶりに私を撮りに来た君は見ただろう。 首が真っ直ぐにならない私を。 どう思ったかい?やはりクールだったかい? そうさ、半年ぶりに撮影され、台湾で展示された私はギラギラさ。 力一杯、生きてやるのさ。 最新作1「犬の戦士団」より一枚抜粋

- 2016年10月18日
Collection
Shinichiro Uchikura Photography 「犬の戦士団」「分離と融合」 Six Sheet Collection Yasumasa Kaziwara It's inside, Japanese Miyazaki.

- 2016年10月14日
台湾写真家Yu-Lun Ho写真集「蝉」
静かな夜。僕は台湾写真家Yu-Lun Hoから頂いた写真集「蝉」をゆっくり見ている。 彼は写真展搬入終了間近にはなんとも可愛いTシャツを着て綠光+marüteにやってきた。 飾らない性格と、まっすぐな姿勢の26歳。僕のアシスタントの杉野と同じ年。 通訳を任されていたのだが、撮影がスタートすると僕は 彼を信用し、いつの間にかレンズ渡し、カメラ渡し、 アシスタントの仕事をしてもらっていた。とても助かって有難かった。 その日、僕は彼から写真集を頂いた。頂いたのだが、 台湾ビール、台湾ビールの連続で見れなかったので、現在、書斎でゆっくり見ている。 ↓写真家Yu-Lun Hoより抜粋。↓ 「アーティストとしての私は蝉のようだ。蝉は地上では7日間と比べて、私がいかにつまらない生活をしているか表現しているつもりだ。しかし撮り始めて気付いたのは、私がまだ地上にも出ていない蝉かもしれないということだった。 撮影した写真を見た最初の感想は、「私は何をしているんだ?何がしたいんだ?」だった。しかし実際のところ、私は本当に写真を撮っているだけで、ただそれだけだということ

- 2016年10月13日
Shinichiro Uchikura Photography in Taiwan 2
僕の作品をずっと見ていた彼は、 ネルシャツに短髪メガネをかけた笑顔の素敵な青年。 どう撮るか迷いはなく「シャツを脱いで欲しい、そしてメガネも」 こころよく言う通りにしてくれた。 新しいもう一人の人間は、 人間から生まれ写真に現れる。

- 2016年10月12日
Shinichiro Uchikura Photography in Taiwan 1
Shinichiro Uchikura Photography in Taiwan 1 再度ゆっくり時間をかけてレタッチをする。 このようにwebですぐ発表するのはスナップ(狩り)以外はしていないが、 このアングラFBでは僕は自由に投稿していくつもりだ。 (宿泊先のホテルなど初めて投稿したものだ。しかも自分の顔入り) 先日の投稿画像にあるように自然光で黒バックのみ。 まさに「人間図鑑」撮影スタイル。 この撮影イベントでは僕はそれぞれのphotoパターンを訪ねた。 とても分かりやすく言うと「笑顔」「モノクロ」「カラー」「笑わない顔」 それぞれのパターンを聞いて撮影をスタートする。 このFBでは「モノクロ」を数人、紹介しようと思う。 この女性は作品「佳子」に少し似た雰囲気を感じた。 彼女がどのような写真にしてほしいか僕は理解しやすかった。