同窓会

「タイムカプセル20歳になったら開けよう」そんな口約束を小学校6年生の卒業の時にしていた。僕は小学校からバスケ部で中学では似合わないキャプテンまでしていた。そのバスケ仲間達とは小学校時代から他の学校に行ってはいきなり「やろうぜ」と勝負に挑む。まるでストリートファイター。そのような懐かしい事を思い出す。「同窓会の案内状欠席にまるをつけた」などという、懐メロがたまたまとある卒業式で流れていた。 同窓会っていったら年齢によって会話も変わってくるけど2年前くらいだろうか、「いくら稼いでいる?」「お前儲かっているはずだ」「俺さ色々あって。。00貸してくんない?」「え、私、いやそんなことないよぅ」「一軒家建てたぜ」「俺あの車がさぁ」など、ほとんどが話の内容は"リアルな金銭問題と相手の腹の探り合い"のような会話。それはそれで別に構わない。あ、そういえばあの時にタイムカプセルを埋めた仲間は一回すら同窓会にきていない。僕もほとんど同窓会にはいかないタイプだが、その仲間は一回も来ていない。元気だろうか?幸せだろうか?日本人初のNBA選手はどうなったのだろうか。なんとなくそんなこと思ったりしていた。 僕は"思い出"というのを形に残している。つまり写真に。 そしてその思い出=宝物は大切に保管している。 Mei X A-Gaから頂いた素敵なメッセージ付きの作品ポストカード、 Alan Yu-lun Hoから頂いた写真集、miumiuから頂いた似顔絵。などなど。 さて、今日は少しのウィスキーでも呑もう。 ・写真家 内倉真一郎 HP https://www.uchikurashinichiro.co

小さな書斎

カランとした青空で気持ちの良い空気に濃い雲。日々は、少しどころではなく大きく変化して行く。 コンビニの定員さんがカフェオレの作り方が異常なほど丁寧な時もあれば、異常なほど雑な時も。 さて、少しだけ疲れたのか僕は急遽、一番写真家として様々な表現が生まれる第一の場所「書斎」のレイアウトを変えた。 写真集、小説等の場所も変え、Maria、Gabriel、Michael、Jesus Christを新しく飾る。 そして僕の作品を新たにプリントし額装し飾る。また、台湾の人々に頂いたプレゼントなどを飾り、 全ての愛すべき物で、書斎を再度レイアウトする事によって気持ちも落ち着いたみたいだ。 「四畳半の片隅で三角座りの孤独」ではない。前にも記載したが僕は全ての物事を美しく変えていくつもりだ。 少しの脳で、空と、大地と、海と、動物、虫、人間、あらゆる生命体を感じて吸収してまた新たに作品化して行く。 それは、"過去=現在=未来=永遠"となると信じている。 ド真面目に自身と向き合い、どれほどそれが強かろうが、 ジョーク(半分嘘だよ)など、言いながら自らのエネルギーに変えていく。 画像「小さな書斎」 より。 ・写真家 内倉真一郎 HP https://www.uchikurashinichiro.com

Samskeyti

Bガール系/お姉ギャル系/お姉系/きれい系/ガーリッシュ系/キレカジ系/コンサバ系/ゴスロリ系/セレカジ系/モード系/フェミニン系/ロック系/姫ギャル系/裏原系。これだけ"系"がつくと少し頭が痛い。例えばこれだけの"系"の集団が一斉にそれぞれのポージングをとり、「じゃあテストシューティングね〜」「はーい!」など一斉の声と、キメキメのウィンクなどを飛ばしてきている中でポツンと真っ白な椅子に全身真っ白な少女が、ただ座っていたらどう思うだろうか。 間違えなくその子に注目し目の前に行き目線を合わせ話を聞くだろう。もしくはこちらから小さな声で話しかけるだろう。きっとその会話はこうかもしれない「ねえ、どこか静かで美味しいcafé知っているかい」いや、もしくは会話をせずに紙に言葉を書き少女に渡すかもしれない。Letterのように。返事が返ってきたらきっとその場所に魅了され、世界観に引き込まれるだろう。 そのような写真家を僕は一人知っている。 私は難しいことを知りませんという一つの美学的系な手法、 私はこの世界が難しいと思うからこそ表現するのだという自分探しの家出系な手法、 私はこの世界が歪んで見えるから作品もシュールだという盗んだバイク系な手法、 その中で、少し風変わりな手法をしている写真家を僕は知っている。 "私は写真を手紙だと思っています。" 今、僕の書斎には様々な優れた作家の作品集がある。その中でもポツンと新しく書斎の仲間入りした写真家ヨシダミナコの写真集「Samskeyti」ヨシダミナコとは写真学校時代からの同期日常の写真は撮り続けていたが作家としての活動は昨年から9

ガラスの靴

「昨日さ、君と一緒にフレンチを食べる夢を見たのさ」「私は貴方と空を飛ぶ夢を見たの」「昨日さ、ooがさ〜、oooしてる夢みてさ困ったよいや本当に」「サンタさんが夢に出てきたの」「お化けが出てきた怖かったシクシク」「エスカレーターから落ちる夢みてさ。。。」「100億円拾った夢みたぜ!」寝てる時に都合よく出てくる夢。 僕は生まれて35年間、不思議なほどに夢を見ない。昔から睡眠中に、苦しんでる声を勝手に出すみたいだが夢を見た記憶はない。見た夢ときたらはっきりと覚えている夢が二つある。小学校時代の床がきしむ家に住んでいた僕。四谷怪談のお岩さんが出てきて、コタツで寝ている僕に、「一枚二枚三枚足りない。。」と、僕を見つめながら言っていた夢だ。その時、叫んだ僕に今はいないお婆ちゃんが「しんちゃん、大丈夫け」と、さすってくれた事と、2年前に巨大なカエルが目の前でゲロゲロと、どでかい声で鳴いていた夢。この二つの夢だ。よく考えたらろくな夢ではないし、めったに見ない夢がこの二つなんてあまりにも切ないものだ。 とろこで夢といえば僕はやはりアリスになるんだけど、彼女の場合現実逃避が強すぎた結果、夢が現実と変わらない世界になっている。それはそれでアリスはそんなに嬉しくはなかったのではないだろうか。このような事をキーボードに打ち込み出すと、シンデレラは架空の人物だがシンデレラこそ夢の中で生きていたのではないだろうか。それはそれで別に構わないけど、ガラスの靴を履くだなんてあまりにもロマンチックすぎて、いい夢見たなシンデレラ、美しいよ。など、全くどうでもいいことを少し夕方思った。 あ、四谷怪談の夢を見て、

なぜだか僕の気持ちはもうここにはなく

二日目。過労なのかぐったりと寝た。だが無理やりに目を覚ます。写真家の横山氏と土佐はどうやら朝近くまで呑んでいたようだ。僕はやたらと広いホテルの窓を開け、相変わらずマイウェイだ。温度の熱い朝風呂にはいり、レッドブルーとコーヒーとタバコで調子が出てきた。タクシーで会場に向かうと今度は一般来場者が凄まじい。外に出ると嘘みたいな行列が並んでいる。台中の友人が来てくれたり、ギャラリストの一心さんが来てくれたり、また写真集「犬の戦士団」が以外と売れていた。僕はもちろん様々な方と交流し、作品のコンセプトなど写真だらけの濃い一日になる。 今考えると、なぜだか僕の気持ちはもうここにはなく、ただ。ただ、言葉にならない事を考えていた。なので文章化も出来ない、なので話に戻る。そろそろ横山氏とPISの調査に出かける。基本歩かない僕は結構歩きいい現場を見つけた。そして翌日の早朝にゲリラする事に決めた。その夜の日は、写真家水渡さんは日本に戻り、写真家の横山氏、木村、土佐、ギャラリーメインアシスタント山口さんと近所の飯を探しに行く。少し歩いたくらいで見つけた。僕は写真の話を久しぶりにしたくなってまるで学生のように会話をする。特に面白かったのは木村氏の作品に対する向き合い方だった。なるほどなぁ、ようやくゆっくり聞けたなぁ。そんな会話や、音楽と写真の話や。。。気が付いたら台湾ビールの瓶が凄い本数になっていた。そしてまた、お腹の中が台湾だらけになり、早めにスパッと寝た。 三日目の最終日朝6時。僕と横山氏と土佐氏でPISの現場に向かう。どの街も同じでカランとした人がまるでいない早朝。それはそれは眠かったが、現場に着く

"クール&シュール=田舎者"

昨年台湾での綠光+marüte gallery個展から5ヶ月ぶりの台湾だった。 いつも一緒だが、キャリーバックには作品、カメラ、PC。これだけ。 観光は電車&タクシーの中から眺める景色くらい。灰色の建物やディズニーのようなビル、 少し離れると住宅街と村、街中は活気で溢れていて車よりバイクが多い。歩行者よりバイクが多い。(多分)そのバイクには恋人同士の二人のり。また家族3人乗りに愛を感じる。 年末より応募形式で始まったwonderfotoday。どの作品で応募するか迷ったのだが、 現在も制作中の「BABY」に決めた。通知が来て通ったので即、台湾行きの準備をする。 3時間ほどで到着する台湾に到着すると、懐かしい感じもなく頭の中では「90cm×90cm」これしかない。wonderfotoday2017は昨年から始まり、今年で2回目の大規模なフォトフェスみたいだ。面白いのは「90cm×90cm」というルール。会場に着くと既に他の作家は準備OKの状態で僕はその様子を見る暇もなく、スパスパと趣味レーションした展示レイアウト通りに最新作「BABY」を出展した。 展示が完了し少し落ち着くとVIP初日ではいきなり凄まじい人が見に来た。おそらく3日間で1万人は超えていたはずだ。そのような蟻の巣の中にいる状態で、海外の写真家たちは凄かった。そう、日本人の作家によくいる"クール&シュール=田舎者"はまるでなく、 凄まじい勢いで自分の作品のプレゼンをしていた。僕もどちらかというとプレゼン等にはかなりの力を入れるのだが、あの勢いにはまいった。そしてFBでは決してわからない様々な作家の90c

2017wonderfotoday. 図録

2017 wonderfotoday. 図録。 多めに購入してきましたので、 Shinichiro Uchikura Online Storeにて、数冊販売しています。 最新作「BABY」が見開き2P掲載されております。 Shinichiro Uchikura Online Storeをご覧下さい。 https://www.uchikurashinichiro.com/blank-1

その"普段"はこんなにも美しい

携帯の嫌なめざまし音で無理やりに目を覚まし、寝室のカーテンを開けると朝日がサーっと布団に、私に、家族に、庭に、山に、植物に、池に、散歩をしているおばあちゃんに、車に、道路に全てにあたり、僕は毎朝必ず朝風呂に入る。入るまでに1階で全てのカーテンを開け、ストーブをつけて子供が目をさますNHKのウータンをつけて妻は朝飯を忙しそうに作り、僕はその間に風呂に入り身体中が目覚めていくのを確信してバスタオルでズバッと体を拭き、黒しかない服の中かから今日はこれを着る。と、たいして変わらない黒い服をチョイスし、マリア様のペンダントに羽のピアスをつけ準備が完了する。そしてヒゲを剃り歯を磨く。そしたら丁度よく妻と子供達は朝食を食べている。神棚に礼をして早めにスタジオに出勤し今度はスタジオの窓や、カーテン、BGM、PC、カメラチェック、掃除をし、スタッフは「おはよう」と出勤し僕は車に乗り家に戻り「ももちゃん保育園行くよ!」と言って娘を車に乗せ保育園に連れて行く。それと同時に妻は息子を車に乗せスタジオに出勤する。保育園に行く車内では娘のお気に入りの音楽をつけ一緒に歌う。到着するとお母さん方も忙しそうに子供を連れ保育園に子供を預けに行く。「おはようございます」と一言、また娘の友達がいた時は嬉しそうに話しながらクラスに入る。クラスに入るまでは僕と競争で娘を走らせながらそしてバラ組さんに到着し、先生に今日もお願いします。と一言伝える。そしてスタジオに戻り今日の撮影スケジュールを確認し仕事をする。僕は朝も昼も食事を昔から食べないのでコンビニのコーヒーとレッドブルーなどが食事みたいなものだろうか。それと一緒に音楽

BABY

Photographer Shinichiro Uchikura 2017 Photo Exhibition 「BABY」Facebook One excerpt 正方形トリミングした作品「BABY」を公式Facebookに掲載。

Dear RUN Letter

気持ちのいい晴れた朝。いつものようにスタジオに行くと駐車場で、ご近所のおばあちゃんがパジャマ姿で立ちすくんでいた。僕は少しびっくりして「おばあちゃん、どうしました?」と聞くと「あのね、ランが昨日死んだの」ランは作品「犬の戦士団」で真っ白な犬で片足のない犬だ。展示や、WEB等で見ている人は気づくと思う。 「あのね、ごめんね、あの時に撮ってくれた写真を飾りたいのよ」 僕は少し時間を頂戴ね。と、言って30分後にはできるからね、と伝えた。 するとおばあちゃんは「この子と散歩に行ってくるわ」と言った。その写真は手のひらサイズの可愛いランの写真だった。 さて、どうしようか。。。巨大プリントしたランを倉庫から取り出すか。。など思ったがそのプリントサイズは凄まじいデカさで、おばあちゃんのご自宅にはとてもじゃないけど飾れない。では今からプリントをして額に入れて渡そう。そう決めて、毎日の掃除は急遽やらずにプリントに取り掛かった。「おはようございます」と、スタッフの杉野が出勤してきたので僕は事情を話しすぐ額を準備させた。 30分後、おばあちゃんはスタジオに戻ってきた。僕に沢山のランとの思い出のアルバムを見せてくれた。僕はそうか、こんな時もあったんだ、など、、ほんわかと見ていた。額に入れた作品のランを見せると、おばあちゃんはランがこんなにかっこいいわ!と喜んでくれた。僕は他にもランが昨年個展で展示されていた様子を見せたりした。 おばあちゃんは泣き出し「この子が東京、関西でこんなにカッコよく展示されたのね」と言っていた。僕は何も言えることはなかった、だけど一言だけ伝えた。 「ランはこれから

クライアント

先月より僕のofficial web siteで作品販売&撮影募集を始めて呼び掛けたところ、少し驚いたのは本当に作品を見てメールをしてくれているなぁ。と、思う方々がいてとても有難い。 個人の撮影依頼や、作品の買い上げ、そして雑誌撮影など、楽しくメールでやり取りをしている。僕は自分を本当に必要としてくれているクライアントの方々のみ撮影を今している。 東京で独立していた時代は、そんな余裕などなく100社以上の雑誌社や広告代理店にプレゼンをしていた。 だが今は環境が違う。僕は100%作品に打ち込む環境にあり、その制作の日々の中で、 お仕事はstudiouchikuraの代表をしている。もちろんそちらがメインのお仕事だ。 だが、写真家として個人のWEBで募集し、このように有難い依頼はとても感謝している。 だから、ギャラではなく、やりがいで現在ご依頼をいただいたクライアント様の撮影や打ち合わせをしている。 それとは真逆で全く僕が撮る意味を感じない依頼は即お断りをしている。 例えばギャランティーだけの打ち合わせのみ、検索したら見つかりました、作品見たことありません、我が社の撮影受けますか?どうしますか?他にもカメラマンいますが。。 そのような方には一発で即お断りをしている。 何故かってそれは会社ではなく、あくまで僕個人=写真家 内倉真一郎としての個人の撮影募集ですから、そこは好きにさせてもらっている。そこに理解してほしてほしいなと思っている。 今日はカールを食べながら映画を見る予定だ。そしてまた、どっぷりと寝る。 -今日の画像は撮影現場で見た光-

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