ただの町並みや風景は、ただ者ではない

いつもと変わらない平日の朝。その日は曇り空で太陽の日差しが雲の隙間から少し見える。 風はとても強かった。真夏の入道雲にも似た雲は少し薄れて虹が見えた。僕は風の音と虹を見て慌ただしくも写真を撮った。光に照らされ影で浮かび上がった景色たちは、あっという間に姿を消すからだ。とにかく急いで虹に向かっていた。 様々なシリーズを作品にしてきた。 そして今、僕はふと思う。 「十一月の星」 "人間は生まれた瞬間から死に向かう。その生きていく過程での力強さ、サバイバル本能、神秘性。" 「Collection」 "形あるものは必ず崩れ、命あるものは終わりがある。その最後の姿を写真に残した。" そして現在。 巨大な何かに向けて撮っている。まだ言葉には出来ない。だが、体と心がズシリと反応している。現在60点、おそらく300点はないと成立しない。いつも同じことを言うけど、このシリーズは大作になる。 ただの町並みや風景は、ただ者ではない。 この地球の力強さを、偉大な宇宙を、銀河を太陽を、ビッグバンを。小さな、小さな人間が、人間しか扱えないカメラを手に持ちビリビリと感じながら、何かの証を撮っている。 2019年1月26日(土)15時8分。

太陽の光りは真っ黒な海を金色に照らし

父が毎年楽しみにしていたおせち料理はキャンセルせずに受け取りに行き、お供えをして皆んなで楽しく食べた。常識があまりなかった面白い父だ。きっと喜んでいるはずだ。さて、父との約束をどう果たしていくのか毎晩考えてる。寝れやしないし、母も心配だ。そして子供達をお風呂に入れたら、夜また会社に行き仕事をする。そういえば、母、姉、娘、甥っ子、親戚は夢に父が出てきてニコニコと笑っている姿を見たみたいだ。僕は幼い頃から夢を一切見たことがない人間で「夢で逢えたら」そんなどうだっていい言葉を今になり毎日のように思い少し悔しく思う。 さて、元旦はどう過ごしただろうか。大晦日の夜、僕は初日の出を見るか迷っていた。どこにいようが光は必ず来るのに、いずれにせよ初の日の出になるのに。「十一月の星」「Collection」を撮り終わった僕は、11月後半から海ばかり撮影していて、やっぱり初日の出を撮りに海に行った。朝4時。とてつもなく寒い。風呂に入り5時頃、カメラを助手席において出かける。スマホは便利で日の出の時間を教えてくれる。7時13分のようだ。時間が余っているしどうしようか。とりあえずコンビニに行きホットコーヒーとセブンスターを買う。そして再びエンジンをかける。押すボタンを間違えて、幼い頃から大嫌いなラジオを押してしまった。「しまった」と思いながら、CDに変えようとするとQueenの"Bohemian Rhapsody "が流れていた。聞いたことがある名曲だ。なんて素晴らしいのだろう。ダウンロードしてCDにして爆音で聞きながら海に向かう。 高校生のカップル、暴走族、ウォーキングする人々、焚き火に寄り添うカッ

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