November 29, 2016

11月30日 夜晴れ

毎朝は淡々としていながら、毎朝違う光景と情景。2年前。少しの寒さと暖かさと、ピンク色のお花が空からヒラヒラと落ちてくる季節に、僕はある女性と子供を目にした。未だに話したことはない。小さな乳母車をドシドシとすごいスピードで保育園に連れていく光景。その子供は笑顔だったり、泣いていたり。意識してみているわけではないが、最近2年目にしてようやくその男の子は乳母車から離れて、そのママさんと手を繋ぎながら寒い早朝に歩いて向かっている。僕はマイウェイを聞きながら信号待ちに、その光景を見る。そして先週。その男の子はママと同じスピードで歩いている。貧相とか、可哀想とか、そんなんじゃない。

僕はとてもその男の子がとても力強く見える。ある朝、靴箱で初めて同じになったものだから僕は初めて声をかけてみた。「...

November 29, 2016

11月29日 晴れ

明日、30日は今月初めての休みを明日頂く。忙しいは使わない。前にも書いたが心を亡くしてまでする仕事は絶対に良い仕事は出来ない。僕はスタッフのケイスケにそう教えている。アシスタント時代に尊敬する写真家にそう教わったからだ。なので「忙しい」ではなく「賑やかで、少しバタバタしてます」この言葉が素敵だ。だが、他の人の疲れ、励ましを送るのであれば「忙しそうだけど大丈夫かい?」と言ってあげるほうだ。

さて、明日は休みだーっと。浮かれていても今日はある会議で自宅に着くのは遅かった。しょうがない。ケリをつけるためだ。編集室で残業しているケイスケが気になりスタジオに少しより、家に戻り妻が作った暖かいご飯がある。そして「パパおかえり」と言う娘がいて、オギャーとなく息子がいる。「あ、TSUTAYAに映画借...

November 27, 2016

11月18日 過去に戻る

僕は久し振りにSAKURAに会いに行った。

どしりと威嚇する様子はなく、小屋の片隅でくるりと可愛い瞳をし、

うずくまり、曲がり掛けた首と、かすれた鳴き声だった。

さて、SAKURA。君から「犬の戦士団」が始まったのだ。

だからこそSAKURAを悲惨に、可哀想に、ましてや可愛く、、

撮影するつもりは全く、まるで、まるで、さらさらない。

小屋から出てくる君を僕はじっと待ち、ノシリと出てきた瞬間、

相変わらず僕はソルジャーのように這いつくばり、洋服は土まみれ、

そして君を見上げた、そして君は僕を見下ろす。

クールな写真が撮れたじゃないか。

生きていくのだ、カッコよく、美しく、最もクールに。

すべての生命体が狂おしい程に切なく感じる瞬間は、

絶好の写真家生命の継続と、

前も後もない永遠の写真日和だ。

撮り下ろし...

November 26, 2016

11月26日 晴れ。

この爆弾をブチ込まれたような気持ちはなんだ。スナップ(狩り)と同時進行で現在、最新作に取り掛かっている。この最新作に関しては完結するまで一切、WEB上では見せない。

さて、この作品をどう産み出していこうか。その新作の撮影期間は1ヶ月以内という限られた理由がある。それは発表した時に納得いくものだろう。決して焦らず、凛とした気持ちと、一歩も二歩も客観的にその被写体と向き合いながら、一歩も二歩もぐっと入り込んで撮影をしている。

僕が他の写真家と違うのは作品が年ごとにガラリと変化するところだ。ただし一貫したテーマ、コンセプシャルな部分に変わりはない。いつまでも聞こえてくる「カチ。カチ。カチ。」と、小さな音が小さな脳に響いてくる。まさにそんな時は一気に爆発させる。

この感情、感性、全ての細胞を使...

November 25, 2016

公益社団法人 日本写真協会 会報

2016年・467号

PSJ / The Photographic Society of Japan 

2016年9月に個展開催をしました、

新宿コニカミノルタプラザ会場にて、

作品「犬の戦士団」を取材していただきました。

購入先↓

〒102ー0082

東京都千代田区一番町25 JCIIビル 

1冊400円

TEL:03ー5276ー3585

November 23, 2016

11月23日 一息な1日

そろそろクリスマスだ。ツリーを飾らなくては。ツリー、サンタクロース、雪だるま。飾りが終わり子供が満足して満足。せっかくだから記念に撮っておこうと思ったら、ある作家を思う。思い出し、想う。小さなツリーのキラキラとした光+作品が美しい。

僕には尊敬する作家が10名いる。そのうちの一人は、「先生、蜂だらけですよ」16年前。写真専門学校時代。衝撃的な写真家の作品を目の当たりにし到底かなわない写真家Richard Avedonを知る。

Alvedonはファッション写真の革命家(アレ、ブレ、ボケ、対比の美学)で一気にデビュー。でありながら、写真作家としてもビジネスと作家が、最もリンクした世界的に著名な写真家の一人。

エッフェル塔に美しいヒールの靴。
馬鹿デカイ象と細くエレガントな女性。
真っ裸...

November 22, 2016

11月21日 過去に戻る 

「そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ。あんな時代もあったねときっと笑って話せるわ。」

さて、このような歌詞を記載しても、僕は四畳半の片隅で三角座りの、ジージャンに盗んだバイクの孤独な少年ではなく、パジャマなど洒落た言い回しでもなく、寝巻きを着てスタジオの編集室で「時代」を聴きながら「残業」をしている35歳のただの男だ。

僕の人生は最高なんだけど、もう一つの道があったなら、

ろくでもない道だろうといつも思う。

道をひらすら見つけるのではなく、創っていくのが/写真=道/だろうな。

全く「残業」しているとこうなる。こうなると言っても、

僕のどうでもいいだろう文章はいつも約5分程で書き終わる。

なので誤字脱字も多い。5分で1日の文章記録をするのだから、「よほど」だ。

その「よほど」はいつ...

November 16, 2016

11月17日 ひどい頭痛。

ギラギラと光るカフスボタンからは更にギラギラと光るダイヤのロレックスサブマリーナ。

目が痛くなるストライプのスーツに、カメレオンのようなネクタイ。

クロコダイルのセカンドバック。髪型は角刈りにも似た茶髪を少し超えた金髪。その髪質とは真逆に名刺の紙質は実にシンプル。

きつい話だ。「素晴らしい話だから是非、聞いて欲しいの!」初対面のおばあちゃんは僕の知人との知り合いらしい。確かに知っているようだ。すぐに帰すわけには行けない。

本当ならこの手の話は数秒でお断りなんだけど、その男性と「ある話」を僕にする。

話を聞かないとおばあちゃんの震えた指先のルビーが飛び出て僕に刺さりそうだったので少し耳を貸す。いや結果、耳は貸さなかった。僕はおばあちゃんが満足するように、出来る限りの対応をしてあげた。ギ...

November 13, 2016

11月13日 少の過労。晴天。

「夜、口笛を吹いたら蛇に襲われるわよ」そんな記憶が少しある。

僕は多分、記憶が薄い爺さんタイプかもしれない。

同級生に「こないだ見かけたよ、久しぶり」など突然メールで言われても、

本人に会って顔を見ないと思い出せない。

名前を覚える気がないのか、記憶から消そうとしているのか。

しかし撮影した方の顔は未だに覚えている。その記憶力は自慢出来る。

となると僕は/写真=記録/この作業が最も適している、最も生きてく道なんだろう。

それにしても昼間に見る月はなんて不思議なのだろう。

この記憶は子供の頃からずっとある。昼間に月が見えるなんてどうなっているんだ。

ここで調べようとしないものだから僕はアンポンタンだ。

娘は「パパ、お月様が追いかけてくるねぇ」なんて素敵な事をさらりと言うのだろう。

「パパ、あり...

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April 26, 2019

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