September 30, 2018

ねえ。見に来て!とても大きい真っ赤な素敵なTVよ/いいな、私の家にはまだTVがないの/紅白歌合戦を見に行っていいかしら?/お父さんが野球を見る時間だからお勉強していなさい/古い真っ赤なTVを見つける。液晶のど真ん中には何かに叩きつけられた後があり大きなヒビが入っている。僕はいつもブログで書いているけど全くTVは見ない。その時代の様々なフィクション、ドキュメントを見せていてくれていたのだろう。そして持ち主はどんな人物だったのだろうか。不法投棄という名のもとで捨てられていた。とても重い。軍手をしやっとのことステージに登壇させ撮影を開始する。直射日光が大きなヒビ穴にあたる。

写真作品をしている理由は写真表現を追求していることが本質ではないのかもしれない。もちろん制作していく上で追求は挑戦していくものだけど...

September 19, 2018

外はミンミンとセミが鳴いているのに、こんなにも晴れていて気持ちがいいのに、防空壕の中に入ると音一つない世界。寒いくらいで進んでいけば行けば行くほど真っ暗闇に覆われる。「あー。これ、相当やなぁ」その相当は興味範囲だけで入るものではないと感じていた。懐中電灯があれば!と、思っていたのだがもちろんなく、携帯の明かりもそんなに明るくもない。しょうがない、外に出ようか。と、思って出ようとしていたら出口に近付くにつれ光に照らされた透明で銀色の何やら袋らしきものがある。それを持ち、外に出てステージを作り撮る。誰が何の理由で何があってこれを入れたのだろうか?それは透明のビニール袋にパンパンに詰められた何十個もある貝だった。しかも絶対に開けられないようにしっかり締めている。猫の餌でもないし、何だろうか。それにしても美...

September 12, 2018

高速道路のパーキングエリアで休憩する。そこには自動販売機と芝生しかない。缶コーヒーとタバコを一服すると足元に小さな虫がいる。かじられた様子も特になく、綺麗な状態で眠っている。トランクを開けゴソゴソと準備をしステージを作り上げマクロレンズで写真にする。このシリーズを撮っていると考えてもしょうがない事を考えるのだ。「君はどこで生まれて何をして何故ここにいるのか?」そんなことを。インドアな僕は昆虫には全く詳しくない。バッタに似た種類の昆虫でまだ子供のようだ。

ところで僕は、僕は何故人間として生まれて/ここまで生きて/生かされて/わずかながら36年間様々な出来事を受け止め/そして時には逃げながら/もがきながらも/前にひたすらに前に進み/そしてまた何故、今ここにいてカメラを持ち写真を撮り作品にし/発表し/何かを...

September 6, 2018

海から長く、長く、ひたすら歩く。すると見たこともない場所に小さな小屋がある。そこでは、おじいさん、おばあさん、そして若い男の子が忙しそうに、貴金属を再利用しているようだ。まるで映画「スワロテイル」のような光景だ。「ここは立ち入り禁止なんだけどね...?」「あ、すみません。気が付きませんでした。面白いものがあるので写真を撮っていいですか?」「あんた、変わってるな。」その程度の会話で僕はガラスだらけの道を長靴で歩き下を向く。"そこには誰かといた記憶"まさにそのような生命体達が沢山ある。ありすぎて困るくらいだった。ふと見たら車椅子があった。誰が乗っていたのか、元気になったのだろうか、この車椅子のクッション部分が随分座った後がある。十分役目を果たしたんだろうな。太陽の強い光と影に突き刺された車椅子。木の枝、...

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April 15, 2020

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