小さな町と小さな孤独
4月20日空は雲ひとつない青空
海を見ようとタバコ1本ポケットにいれ車からおりる。
嗚呼、今日はなんて美しい日なんだろう。
朝早くにおき、家の庭の手入れをして、
近所の小さな池の鯉にせんべいのような餌を振る舞い、
少しの買い物に行き、 小さな森を抜けた海に行く。
海に行く理由はまるでないが、
気持ちの良いマイナスイオンを求めて行ったわけでもない。
遠くからなんとも切ない鳴き声が海に歩くにつれ聞こえてきた。
10匹以上の猫達が小屋に集合して僕に寄り添ってきた。
もちろん僕のポケットには、 タバコ1本しかない。
餌が欲しいのだろうか?
どうしようか困っていたら、甘えたいだけのようだ。
なでなでとたわむれる。
私も、猫も、大して変わりはない。
