欲望ポテト
6月17日晴れた

仕事を終え、別件の会議に行き終了後に、
小さな商店街を夜中にポツポツと歩く。
その商店街は僕の思い出、もしくは未来と繋がっている。
僕は小学生の頃、商店街で高校生が自転車に乗っているのを見つけたら、
ここぞとばかりに自転車に乗り勝手に競争していた。
または、僕の宝物を隠す場所もその商店街の一角にある小さな箱に隠したり、
楽しい温かい思い出がある。
天国にいる婆ちゃん様がよく「しんちゃーん」と買い物かごを持ち、
僕を発見しては100円をくれた。100円の使い方は
尾崎豊の「100円玉で買える温もり」ではなく、
腹をすかした小僧のロッテリアの100円欲望ポテトだ。
ところで温もりだが、アングラなコンビニでラジオが流れていた。
ラジオから流れる曲は「MY LITTLE LOVER HELLO,AGAIN」
おいおい、過去からのプレゼントですか?歌詞には
「自分の限界を知るために僕は生きているわけじゃない」とある。
美しい女性の歌声、歌詞を聞くと、もう馬鹿馬鹿しくなる。
けど、私は「写真」で伝えていく者。
ひたすらに飢えているのだ、
さあ、写真の可能性は無限にあるぞ。