犬様
9月19日 台風

おい内倉。私だ、あの時の犬だ。
マイナス100度の太陽だとか、随分君はセンチな奴だ。
私はプラス100度の大地の中でもベロ出してハァハァ生きてやる。
君が書斎なら私は鎖付きの小屋だ。
私、私、私、私事をいつまでも、
君が思っている以上に、君のことは誰も気にしていないのだ。
この私を君は見たはずだ。
私は好きな時に思う存分に吠えるし威嚇をする。
可愛い人間の躾はいつでも無視できるさ。
その時はいつでも、どこでも小便と糞をしてやろう。
私の祖先は狼だ。
そんな私を君に少しだけ見せてやったはずだ。
そして撮らせてやったはずだ。
私は感情で生きている。
君のように生ぬるくないのだよ。
なんだ?ん?君も少し似てるのか?
もっと感情で生きてみろ。
犬様メッセージ
「犬の戦士団」より1枚抜粋。