さくら
9月23日 晴れ。

風邪をひいたと思い急いで夜間病院に娘を連れて行った。
嘘のように熱は病院に着いた瞬間なくなりピンピン元気になっている。
僕は急いで病院に行く前に水分が倍とれるポカリスエットを二本買った。
一本キンキンに冷えた状態で残っている。迷ったがゴクゴク飲んだ。うまい。
うまい。美味い。美味い。食べ物。食。食だけど僕は朝、昼絶対に食べない。
いや、食べれないのだ。これも写真のせいかもしれない。
何故、朝、昼、食べないのか書き出したら凄いことになるからやめておく。
さて、犬だ。実は絵画から写真を始めた僕は「動物」をシリーズ化したことはない。
きっかけはコニカミノルタステータメントにも文章記載しいているが、
僕のスタジオの近所に小さなブルドックが小屋で飼われている。
気にすることもなくスタスタ歩いたのだが「ワンワン」と聞こえる。
振り返り、目を合わせると犬は更に「ワン!」と威嚇をSTARTしたのだ。
私は飼い主の人間にDM&写真集を渡した。とてもとても、喜んでくれた。
そこから先は↓を見てくれたら記載している。
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2016september/gallery_a_160906.html
シリーズ化したベストコレクションの犬達は、「犬の戦士団」となる。
KYOTOGRAPHIE(京都gallery Main)からスタートし、コニカミノルタプラザ(新宿)。
KG+ではプリントの大きさは2メートル程で、
その犬(ブルドック)の大きさは50cm程。
その犬は「さくら」という素敵な名前があり、人間でいうと80歳くらいだそうだ。
最近、視力も衰え、足もおぼつかない、鳴き声もまともに出ない。
だが、さくらは相変わらずかすれた声で、
「ばぁん、わぁん、、、、」と、小さな虫のような声で僕を威嚇するのだ。
やはり、クールだ。小屋の中で鎖に繫がれた80歳の50cmパワー。
さくらは体調が悪いらしく、飼い主は「もう長くないかもしれません。」とのことだ。
今度、落ち着いたら50cmから2メートルになった、さくらを見せようと思う。
バクテリアも、ミジンコも、全ては生きていて、
なにかしら世界と繋がり、その結果人間は生かされている。
写真作品は文章ではなかなか伝えられない。
そして、このアングラFB&ブログ(遺書)文章も、作品のコンセプトではなく思い出だ。
だからこそ様々な思想、感性、感情、才能、思い、情熱を込めて、
一枚の紙切れに私と繫がれた世界を写しだし創造する。
KYOTOGRAPHIE、コニカミノルタだけでなく、
これから更に開花させるのが作家の使命だ。