四本のバナナ

キャリーバックにはカメラと、パジャマ、PC、そして作品。これだけ。
3時間ほどで到着する台湾に到着すると、こんなにも世界が違うのかと。
それは台湾の人々の個性、人間性の素晴らしさ、
犬は首輪をされているが自由にうろちょろ。愛乗りの原付、色彩が茶色の食べ物、
コンビニではとんでもなく美味しいカフェオレ。
携帯で宿泊先のホテルを記念に一枚だけ撮る。日本語が上手なフロントの方だった。
台湾写真展&Photイベントで観光はしていない、
観光する時間は移動の時にバスから眺める風景くらい。
(そういえば僕はどこに行こうと観光をしたことがない)頭の中には「展示」しかない。
綠光+marüteに到着するとハロウィン提灯。
昔のままのドアなどをそのまま活かしたgallery。
窓辺の光が美しく周りは原宿に似たストリートの中にあるgalleryのように感じた。
展示してOKと聞いていたが、中澤さんが横山さんの作品を翌日持って来るまで僕は待った。早朝、横山さんの作品と中澤さんが到着。
中澤さんは「旅するときは太って帰るんだ」とバナナを四本ほど手に持っていた。
二人展示なので横山さんがどんなプリントスタイルでくるか楽しみだった。
やはりクールな作品群だった。それを見て搬入作業を開始する。
一心さんのアイディアを思いっきり取り入れながら、
僕の作品は新しい展示レイアウトに変化していく。
こうしている時も僕の作品は僕を飛び越して自由に、
綠光+marüteでギラギラと展示されている。