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そんな娘はレモンジュース

11月29日 晴れ

明日、30日は今月初めての休みを明日頂く。忙しいは使わない。前にも書いたが心を亡くしてまでする仕事は絶対に良い仕事は出来ない。僕はスタッフのケイスケにそう教えている。アシスタント時代に尊敬する写真家にそう教わったからだ。なので「忙しい」ではなく「賑やかで、少しバタバタしてます」この言葉が素敵だ。だが、他の人の疲れ、励ましを送るのであれば「忙しそうだけど大丈夫かい?」と言ってあげるほうだ。

さて、明日は休みだーっと。浮かれていても今日はある会議で自宅に着くのは遅かった。しょうがない。ケリをつけるためだ。編集室で残業しているケイスケが気になりスタジオに少しより、家に戻り妻が作った暖かいご飯がある。そして「パパおかえり」と言う娘がいて、オギャーとなく息子がいる。「あ、TSUTAYAに映画借りに言っていい?」と。僕は久々に映画を借りた。TSUTAYAに行くと芥川賞作家の「コンビニなんちゃら。。。?」とかいうタイトルの小説?がちらりと目に入る。コンビニで文を書くなら僕も負けない。そんなことを5秒思いながら、映画を借りる。閉店間近のTSUTAYAではスタッフの方が「あざーっす」と普段絶対に使わないオフモードな口調で雑巾掛けをしていた。別に構わない。素敵だ。

書斎に入ると作品を突き詰める時間に突入する。僕は4歳の娘にこう聞いた。

「ももちゃん、パパの作品はどうだい?」

「これ、怖い。これ不思議、これ悲しい、ねえ。パパお仕事の写真はとっても素敵ねぇ」

4歳の娘はすでに「お客様の写真」と「自分のための作品」の区別がつき始めた。

そんな娘はレモンジュースを最近僕に作ってくれて書斎に「パパの好きな怖い映画と、甘いジュースがあるから見てん!」と、張り切った声で僕に伝える。

この気持ちを何に例えよう。

社長、先生、会長、理事長、組長、すべてのこの呼び名。

この呼び名で勘違いしている方は、ニーチェの本をお勧めする。

画像は、7万キロを超えた一切の遠慮しない顔面フェイスの愛車。

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