ナルシシズム

April 4, 2017

ー 人間失格より ー

"恥の多い生涯を送って来ました。

自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。"

 

太宰治は僕の好きな作家の一人。彼が自殺してから最後の未完成小説「人間失格」はバカ売れした。その後、小説家は自殺もしくはシュール&クールでないと売れないみたいなルールが出来たようだ。だが、小説家に限らず画家/彫刻家/音楽家/特に"写真家"となれば太宰治よりはるかにナルシシズムの塊だ。

 

商業ベースの写真なら別だが、(いやこの画像に関しては同じかもしれない。例えばこのFBの僕の画像はわざわざ目を見せて自分で撮っている。そのようなカメラマンも多数。)そして、芸術写真作家となれば自身の鏡、あるいは自分が感じている世界観を写真に表現するのだからなおさらだ。さりげなくやってる(主に写真と共に短文、特に語りもしない、ナチュラル的、カオス的、おもわず笑ってしまう作風も含め)その写真家も同様だ。究極のナルシシズムの塊により素晴らしい作品が出来るのだから。でなければどこに魅力を感じて撮るのだろうか。例えば、暗室作業による現像液、定着液は地球の最大の毒だ。だけどその毒を使い世に残る素晴らしい作品を作っていくのだから。そしてそれが「誰にも見せるつもりもない」であっても、それも一つのナルシシズムの一種だ。しかしそれは写真の本質撮る=見せる行為とはかけ離れている。

 

 

写真の歴史はまだ浅いのだけど、写真家も貴方に負けないくらい素敵だ。でも貴方のうつむいた、虚ろな表情もかなりのものだ。さて、明日は貴重な休みだ。撮りに行く。可能性が無限にある写真表現は未だ僕の確立した方向性に導いてくれない。これだから面白い。

 

 

※ナルシシズム。自分の身体に色情を感ずる、転じて俗に、うぬぼれ。自己陶酔。とされている。

 

画像「My self 」

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