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ひたすらに飢えた感情と共に

海外で作品を出展、個展を開催することが多くなった気がする。Paris、台中市、台北、そして中国。中国の展示はキュレーターからの依頼。今年の3月に台湾でお会いして作品を気に入ってくれてからのオファーだった。主催者からプリント、額装、展示作業、宿泊先、食事など全て用意されていて僕は手ぶらと変わらない状態だった。上海空港から新幹線で2時間ほどで寧波市の美術館につく。僕は日本の歴史を振り返り少し不安な気持ちもあったが、中国の方々はとても親切にしてくれた。会場まで車で送ってくれて車内から窓越しに観光をする。現地に行く目的は様々な理由があったからだけど、一番はキュレーターに感謝の気持ちを直接伝えたかったからだ。そして、自分の作品が展示されている事をこの目で確認する。これは作家として当然だろう。相変わらずワクワクして会場に入ると様々な写真家の方々、その担当のキュレーターの方々、僕の顔を見ると全員笑顔だった。通訳を通してBABYの感想を聞く。