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光紀

娘が産まれた時、それはそれは興奮したもので一杯一杯だった。今はもう5歳で僕の書斎で作品を見たり作家の写真集もたまに見たりしていて、将来が楽しみだ。少し、いや、結構な親バカかもしれない。二人目の長男「光紀」が産まれた時は不思議と冷静だった。名前ももう決めていた。僕の名前は真一郎で写真の”真”と”一”つまり、写真が誰よりも一番好きになるようにと、父がわがままに決めた名前らしく"郎”は長男だから"郎"をとりあえずつけたようだ。そして遺伝子は繋がり僕の去年の年末に生まれた息子、「光紀」の名前にも、もちろん意味がある。それは、父のわがままと結局、同じようになり僕の名前に写真の真があるから"写真は光で出来ている"このような当たり前のことを僕と繋げた。だから光をつけ、その光は紀元前から最も重要しされていて宇宙にもつながっていくのが光だ。