僕のエネルギーは、まだ無限にあることを確信した。

作品BABYを始めてから1年。撮り続けながら思っていた。もう次のシリーズは撮れないのではないのか、そんな日々が続くのではないのか。そんなこと思っていた。同様に数名そのように直感していた作家もいた。

BABYは赤ん坊の神秘性を追求し作品にしているが、ここまで死と生を極限まで突き詰め自身に投影させたシリーズは今までの僕の作品ではなかったように思える。そしてそれは、それ以上の答えなんてないようにも思えていた。

また、創りあげるエネルギーも、なかなかのものだった。

ただ、ただ、見つめる日々が続いていた。 海外では発表しているが、

日本では正式な発表=個展は開催していないので、これからのBABYだろう。 話は戻るが、僕はいつも作品の途中で次の作品に向かう。今回はそれがなかった。 二日前。僕の書斎では気がついたら少し枯れ始めたバラの花があった。 その薔薇に窓辺の光が差し込む。なんて美しいのだろうか。 そして、この時間帯にこの光なんだなぁ。そんなこと思いながら、 冬の窓に息を吹きかけると滴が出てくる。 そして側には2010年によく使っていた黒布があった。 その布には新しい香りも混ざっていた。 僕のエネルギーは、まだ無限にあることを確信した。 じわじわと、そして一気に力強く、始める。 真夏の向日葵に負けないくらいギラギラした真冬から。

2016作品「分離と融合」より1枚抜粋。

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