にゅるにゅる
いつもよりたくさん寝て、空は綺麗な青空。とても風が強く、寒い休日だった。僕はいつものように新作を撮りに行く。黒布と袋とカメラを車に入れ、汚れてもいい服装で出かける。それにしても寒い。どれくらいだろうか、下を向きながら歩いていく作業は気がつけば何処にいるかわからないような感覚にもなる。ポツンとした池を見つけ、近づいて見てみるとにゅるにゅるとしたアレがいる。今日はにゅるにゅるを見つけたのだ。僕はそのにゅるにゅるをそっと手に乗せて黒布を広げ開始する。撮影が終わったら急に寒さが突き刺さるように襲ってくる。僕はそのにゅるにゅるをそっと池に戻した。
