息子が恋をして青春をして結婚をして父親になった時に

May 13, 2018

「男の子ですね、お父さんと同じ誕生日が予定日です」作品"BABY"の被写体でもある我が息子の光紀。もう1歳と半年になる。今は唐揚げが好きだったり、アイスクリームに夢中だったり、おもちゃが大好きだったり、少し言葉も話しだし、一番大好きなのはお風呂だ。

僕の誕生日は11月4日で偉大なる写真家 Robert Mapplethorpeと同じだ。同じなだけだけど学生の時からメープルソープの作品は好きだった。それを知ったのは4年前くらい。だからこそミーハーな気持ちで少し嬉しい。もし息子が同じ誕生日だったらこれまた面白かったのかもしれない。だが息子は2日違いで生まれた。11月6日に産まれた。この話はただの親バカだ。

男の子とわかった瞬間に僕は不思議な気持ちだった。息子は"自分の心"と書く。そうか、タチの悪いことに僕の分身が生まれるのか。どうか悪いところは似ないでほしいな、そんなことを考えていた。そして僕の小さな頃の写真はお宮参りの写真からしかない。生まれた直後や新生児の頃の写真は一切ない。そんなことを思い出した。息子が産まれた直後、二人目の子供だから僕は冷静に産まれていく瞬間を見ていて勢いよく泣くのだけども涙が出ていない。この疑問からBABYはスタートした。



振り返ると作品"BABY"は生まれる前から作品化すると決めていたのかもしれない。
 


それは名前を僕が真剣に考えた時から始まっていたような気がする。僕の名前は真一郎で写真舘を営む父が、写真が一番好きになるように写真の"真"と一番の"一"をつけたそうだ。だが"郎"は長男だからとりあえず郎で"真一郎"だったようだ。


そうか、息子となると父も自分で考えたのか、
ならば僕もと自分でなんとなく名前を考えていた。
でも、名前は一瞬で決まった。

 


"光紀"
 


写真は光でできている、
その光は大地や動物、虫、植物、人間、さまざまに照らされる。そして宇宙まで届く。
紀元前からずっと必要とされているのは光だ。
もっと言うとビックバンから光は始まっている。
自分自身ではなく周りに光をあてるような人間になってほしい。
そして、息子がいなければきっと僕もダメになるだろう。
それは"写真は光でできている"これと同じようなものだ。
果たして息子が恋をして青春をして結婚をして父親になった時に、
作品"BABY"を見たらどう思うのだろうか。


 

そして、もしかしたら作品"BABY"は図々しくも僕自身ではないのだろうか。

 

 

 

 

 

今日の画像はタロットカード。神話をカードで見ていくのは面白い。6歳の娘は僕の書斎が好きでこれだけは手の届かないところに置いている。

 

 

 

 

 

【 7th  EMON AWARD Grand Pirix Exhibition 内倉 真一郎 写真展"BABY" 】


会期:7月13日(金)〜8月4日(土)
時間:11:00-19:00(土曜は18:00まで)
休館日:日曜・祝日
会場:EMON PHOTO GALLERY
106-0047 東京都港区南麻布5-11-12,togo Bldg.B1
TEL :03-5793-5437 / FAX 03-5793-5414
MAIL:emon_photogallery@emoninc.com
HP :www.emoninc.com

 

 

 

 

 

 

 

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