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語り合い、焦げるまで肉を焼き

さて、先日僕は地元で1日限定の展示をした。その展示のオファーDJの方々からだった。地元をもっと盛り上げたい、アートを見せたい。とてもシンプルなことだけど、例えばがんじがらめの団体が地方でこのようなイベントをやると考えると先ず、予算組み/会議/会議に合わせた会議資料/会議資料のための会議/ターゲット/などなど、本当に細かくなってくる。だが、そのイベントを考えた本人はとてもシンプルな行動と考え方だった。"地元のアーティストを地元の人がもっと知るべきなんです。"こんなシンプルで、どストレートな言葉、凄いと思った。そして僕はこのオファーを3月に受けていた。なんと考え始めたのも3月頃だそうだ。そこもカッコがいい。同級生のDJをやっている男と、画家をしている後輩が僕に現地を見せてくれた。その時はまだ、台湾に行く直前で頭が回らなかったが、オファーを受けた以上、必ずいい展示にしてみせる。そんなシンプルなことに重点を置いた。商店街近くの道沿いでは空き店舗だらけで少し寂しい。ここに当日は様々な屋台(雑貨、料理、お酒、アクセサリー、洋服、マッサージ)などなど沢山のブースが出店すると聞いた。そして、僕が展示する場所はDJブースのメインフロアになった。音楽と写真をどう組み合わせようか、DJとなったら様々なジャンルがあるはずだ、素人ながらに考えた。暗闇の中に薄暗い光とともに作品が照らされる。そして、作品はあくまでサブであるべきだと。音楽と楽しく踊っている人々、そして壁を見たらなんか変なのがある。その変なのが僕の作品でいいと思った。