語り合い、焦げるまで肉を焼き

May 28, 2018

さて、先日僕は地元で1日限定の展示をした。その展示のオファーDJの方々からだった。地元をもっと盛り上げたい、アートを見せたい。とてもシンプルなことだけど、例えばがんじがらめの団体が地方でこのようなイベントをやると考えると先ず、予算組み/会議/会議に合わせた会議資料/会議資料のための会議/ターゲット/などなど、本当に細かくなってくる。だが、そのイベントを考えた本人はとてもシンプルな行動と考え方だった。"地元のアーティストを地元の人がもっと知るべきなんです。"こんなシンプルで、どストレートな言葉、凄いと思った。そして僕はこのオファーを3月に受けていた。なんと考え始めたのも3月頃だそうだ。そこもカッコがいい。同級生のDJをやっている男と、画家をしている後輩が僕に現地を見せてくれた。その時はまだ、台湾に行く直前で頭が回らなかったが、オファーを受けた以上、必ずいい展示にしてみせる。そんなシンプルなことに重点を置いた。商店街近くの道沿いでは空き店舗だらけで少し寂しい。ここに当日は様々な屋台(雑貨、料理、お酒、アクセサリー、洋服、マッサージ)などなど沢山のブースが出店すると聞いた。そして、僕が展示する場所はDJブースのメインフロアになった。音楽と写真をどう組み合わせようか、DJとなったら様々なジャンルがあるはずだ、素人ながらに考えた。暗闇の中に薄暗い光とともに作品が照らされる。そして、作品はあくまでサブであるべきだと。音楽と楽しく踊っている人々、そして壁を見たらなんか変なのがある。その変なのが僕の作品でいいと思った。
 

 


結果、倉庫からプリントの少し傷んだ作品たちを集めるだけ集め、黒テープだけを用意し僕は夜に作業を始めた。一枚目に何を張るのか迷ったらきりがない、とりあえず吠える犬を真ん中に。そして、二枚目は睨みつけた犬を、三枚目、四枚目.....その時には気分はすっかり乗っていて、1時間ほどで作り上げた。今までしたことのない展示方法なんだけど、DJの方々はとても喜んでくれて、当日のお客さんも楽しんでいたそうだ。


そして昨日の搬出作業の夜。僕は作品を剥がして海で燃やそうと思っていた。その姿を写真に記録しようと。でもみんなが欲しいと言い出し、そうなったらもちろんプレゼントすることに。その後、目の前のホルモン屋で10名ほどでお疲れ様会をし、同級生の男は"内倉がこの場にいてくれるのが嬉しい"そんなことを言ってくれた。そうか、そういや僕は本当に仕事、家庭、作品これが大好きで、こればかりの日々で仕事以外または、写真家やその関連の方々との集まり以外で、集まることはない。語り合い、焦げるまで肉を焼き、僕はすぐ眠くってしまい帰った。その夜はとても新鮮で素敵な時間だった。

 

 


僕は30代の同世代の主催者の皆さんに、エネルギーをもらった。
さて、今年の夏。素晴らしい個展を開催しよう。

新しく進化した作品"BABY"宇宙から小さな光/星が舞い降りるかのように。その光はこの世界に産まれた瞬間に死に向かっている。その過程では生きようとする命の原始的なエネルギーと生命力に満ち溢れている。そんなことを改めて考えながら今回のエモンフォトギャラリーで開催する最新作となるBABYはタイトルも変化する。

どんなタイトルになるのだろう。それらも含め全てをお楽しみください。

 



 

【 7th  EMON AWARD Grand Pirix Exhibition 内倉 真一郎 写真展"BABY" 】

会期:7月13日(金)〜8月4日(土)
時間:11:00-19:00(土曜は18:00まで)
休館日:日曜・祝日
会場:EMON PHOTO GALLERY
106-0047 東京都港区南麻布5-11-12,togo Bldg.B1
TEL :03-5793-5437 / FAX 03-5793-5414
MAIL:emon_photogallery@emoninc.com
HP :www.emoninc.com

 

 

 

 

 

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