原点を永遠に
"原点を永遠に"好きな言葉だ。この言葉は清里フォトアートミュージアム開館20周年記念の時に東京都写真美術館で開催されたキッチフレーズ。その時、展示していただいたのは所蔵初期作品"私は自分に恋をした新しく生まれる自分に"初めてコレクションされたシリーズを展示してもらった。 そう。今もその原点は僕にあるのだろうか。ふと、そんなことを思っていた。あの時の風の強さ、街の匂い、あの気持ち。結婚して子供ができて宮崎に戻ろうがなんだろうが、その原点は変わることがない。 今日の画像は展示風景での僕が写っているポートレート。このポートレートはディレクターの方が撮影してくれた写真だ。しかもスマートフォンで。作家と展示がコラボしているグラフィックな写真で宝物。天井から一点、一点にスポットライトを微妙なズレも残さずにあてる。この時、僕は少し疲れていた気もする。まだ個展は開催中なのにとてもいい思い出。髭もじょりじょりだ。「内倉くん。もう少し左。いや、右、もう少し前」写真を撮られる時の会話はそれだけで僕は「はい」それしか言っていない