偉大なる何かは少しずつ僕に姿を見せてきてくれている。

February 20, 2019

 

気持ちのいい晴れ。暖かい一日。ジャケットがいると思ったけどスーツだけで丁度よかった。朝からあれやこれやと準備をする。悲しいよりか、美しい旅立ちに思えて僕は母と姉と準備をしていた。そうだ、親戚の皆んなが来る前にお墓に花を添えて綺麗にしておかなければ。母に言われ急いで掃除をしに行ったけど、プロにコーティングを任せていた事を忘れていて、これがまたビックリするほどピカピカになっていて掃除も殆どいらなかった。さすが職人にはかなわない。

 

 

父が9年前に立てた新しいお墓には、僕が写したカメラを持った父の手の写真がお墓に彫られている。それがまたかっこいい。10年前、僕がまだフィルムを作品でギリギリ使っていた時代で暗室もまだあった頃だ。4×5、GX68、RZ67、大きくてお気に入りのカメラが沢山あるはずなのに父はNikonのFM2を選んだ。理由は自分の手が大きく写るから。それだけだった。そんな事を思い出しクスクス笑いながら僕はお墓を掃除した。住職の方にお祈りをしていただき、夕方、立派な食事を用意して父の新たな道をお祈りした快晴の四十九日。

 

 

そして父のアトリエを新しく一気に作り上げた。これも父との約束の一つ。大きな父の肖像写真を飾り、新聞にたくさん掲載されている父、業界誌に掲載されている父、お気に入りの写真家の写真集達、家族との思い出の写真。そしてどうでもいい手紙や、メッセージ文章などなど。父は宝物のように大切に保管していた。だが、その量はとんでもない量で僕だけではなく皆んなで仕分けし、新しい棚にストックした。じゅうたんも、天井のライトも、スタンドライトも、ソファも、テーブルも、ジュエリーボックスも、すべて新しくして愛用のカメラ達もカッコよく飾った。もちろん、表彰状や作品も壁に展示して父の新しいアトリエは完成した。なんだか父が本当にいるんじゃないか?そんな気分にもなり嬉しい気持ちで今日も早朝に細かなとこを掃除した。

 

 

最近の僕は空と海を撮っていた。撮る、撮らされる、どちらでもない。ただ天に向かってカメラを向けていく。そして空と海は一旦、夏まで待つことにした。現在は光と大地を撮っている。まったくスケールがデカすぎる。空気/風/大地の呼吸/地球/宇宙に身をまかせるかのようにしている。新作は僕のお決まりの感情任せパンチ攻撃作風ではない。

 

偉大なる何かは少しずつ僕に姿を見せてきてくれている。

長期戦になりそうだ。

 

2019年2月20日

18時40分

 

 

今日の画像は父の墓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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