人形は時に生きた生き人形になる

人間は時に人形になる瞬間がある

被写体の佳子は、 謎が多すぎる

和服を着て薄い化粧を施した佳子が街の其処彼処に立つ

彼岸との境目に在るような 幽玄性も兼ね備え、 

その存在自体が実在なのかも妖しくなって来る

​美術評論家 椹木野衣氏 作品佳子評論

- Canon写真新世紀より抜粋 -


"佳子について"
 

すぐに大正期の岸田劉生の絵画「麗子像」を連想した。
けれども「佳子」はいま現在を生きる存在で、

様々な場面に唐突に姿をあらわす。


そのギャップが色彩や化粧を使って巧妙に演出され、

写真という「事実/記録」が虚構に反映するギリギリのところで、

うまく「作品」に落とし込んでいる。