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気がつけば写真家を自殺しようとしていた。

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『忘却の海』の制作、写真集、エキシビジョン、作品所蔵など。2023年から昨年までとても有難いことだけど、ただひたすら作品発表することが続いた。でもその間に様々なことが立て続けにあまりにも起こり続けていた。約2年間、書斎の作品集達、表彰状達から僕は背を向けてタバコを吸っていた。こうしてブログを更新するのも久しぶりだ。


気がついたら僕は初めて制作の手を自ら止めていた。


ただ我武者羅に仕事をし、スタッフを大切にし、褒められることもない経営をひたすらに。高校受験を控える娘はバスケ部に夢中。僕は慣れない保護者同士との慣れない会話をしながら。息子もバスケが好きになり様々。母にも様々なことがおきるなど。


少しでも自分に今できることを、

なんでもいいそばにいること。

そこしか考えられなかった。

小さな書斎は嫌な眩しさを放っていた。

ディスクを真逆に向け背を向ける日々。

夜中、制作のことが勝手に頭によぎる。

無理やり寝る日々を過ごしていた。



僕は気がつけば写真家を自殺しようとしていた。



ある日、限界が来たのだろう。我慢なんてしていたつもりはなかったのに。気がつけばカメラを持ち制作に出かけていた。ファインダー越しに見る世界はなんて美しいのだろうか。



2025/12/25

僕はまだ生きていた。

今は作品集達の目の前にディスクを戻している。

様々な日々は経験になり制作に活かされるだろう。

エネルギーは満タン。

2026は展示の予定も何一つない。

一から出直すなんてワクワクしてくる。




 
 
 

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